フラックスコーティング
フラックス法の原理を応用したコーティング技術(フラックスコーティング)により、様々な基材の表面に結晶層(薄膜)を創製することができます。
これにより元の基材の特性を保持したまま新たな機能を付加することが可能となります。
フラックスコーティングの医療応用
PEEK※樹脂の表面をフラックスコーティングより処理することで、骨親和性を向上させることができます。
PEEKは優れた機械的特性を樹脂ですが、人工関節などの医療用材料としては骨と癒合しにくいという問題点があります。PEEKの表面をフラックスコーティングすることで、機械的特性はそのままに骨となじみやすいという特徴を表面に付与することができます。
※PEEK:ポリエーテルエーテルケトン (Poly Ether Ether Ketone)